
One Team
ものづくりの現場から
住友電工のものづくりを支える生産管理。製品や部材の知識に加え、購買や納期調整まで幅広い経験を駆使し、社内外をつなぎながら確実に製品をお客様へ届ける役割です。知識と経験を土台に、人との信頼を大切にし、未来を見据えて取り組む姿は、まさに住友電工のものづくりの精神そのものです。

製品管理の仕事は一言では表せないほど多くの要素を含んでいます。そして、そのすべての土台になるのは「知識と経験」だと思っています。私が扱う部材だけでも300点ほどあり、大小さまざまです。それぞれに仕入れ先の特性や品質のばらつき、生産のリードタイムなど、複雑な要素が絡み合います。生産管理の領域はとても広く、社内の各部門や購買、外注先など、多方面とのやり取りが欠かせません。
さらに、購買の知識や在庫計算、棚上試算の仕組みといった数字の世界も重要です。どれか一つでも欠ければ、生産計画は成り立ちません。だからこそ私は「部分ではなく全体を把握する」ことを常に意識しています。そして、その判断の一つひとつは知識と経験の積み重ねによって支えられています。日々の業務で得た情報を整理し、体系化し、次の判断に活かす。その繰り返しが、先を読む力を育てるのです。知識と経験を糧に未来を見通す力を磨く──それこそが、私の仕事の軸になっています。

生産管理は、設計、製造、購買、営業──それぞれの部門をつなぎ、全体を調和させる役割を担います。ときに異なる立場の間でバランスを取ることもありますが、それこそがこの仕事の本質だと思っています。
結局は人と人の仕事。数字や工程を調整するだけではなく、相手の事情や思いを理解しながら、最適解を探す。だからコミュニケーションが大事なんです。私は、この「調整力」そのものが一つの技術であり、経験を重ねることで磨かれていく専門性だと考えています。
普段から各部署との関係性づくりを何よりも大切にしています。信頼関係があればこそ、イレギュラーな事態が発生してもみんなで解決できる。調整役としての責任を背負いながら、日々現場を動かすことが生産管理の仕事だと思っています。

日々の調整は表から見えにくく、地道な調整の積み重ねです。その成果が形になる瞬間があります。営業担当を通じて、お客さまの声が届いた時です。
「お客さまが喜んでくれた」「納期通りに届いて助かった」。営業担当からそんなフィードバックをもらえると、本当に携われてきて良かったと思います。
製品そのものを直接手渡すわけではなくても、自分の仕事がお客さまの満足につながっている。そんな小さな成功体験の積み重ねが自信となり、さらなる挑戦への原動力になっていると思います。

私は「住友電工の製品は、みんながつくった技術の結晶」だと感じています。開発や企画の想い、アイデアなどを詰め込んだ設計者の知恵、工場の技術、購買の工夫──いろいろな力が合わさって初めて製品が生まれるんです。だからこそ、私の役割としてその成果を確実にお客さまへ届けることに集中しています。
自分の役割は、製品を待つお客さまの期待を裏切らないこと。良い技術を、確かなかたちで届けることです。そのために全体を把握し、社内を調整し、未来を読む。その一つひとつの積み重ねが、住友電工の信頼を守り続けることにつながると信じています。

生産管理という仕事は、目立つことはなくても、確かに製品を支える“要”だと感じています。
私は知識と経験を積み重ねて活かすことを大切にしていますが、最後にものを動かすのはやっぱり人と人との信頼関係だと思います。
人をつなぎ、製品を未来へつないでいく。
そして、その積み重ねを次の世代にきちんと引き継いでいくことも、私の大事な役割だと考えています。
その責任を果たすことこそが、私にとっての誇りであり、住友電工のものづくりの精神を未来へとつないでいくことだと信じています。