Factory工場について

品質とスピードに、徹底的にこだわる。
それが、Lynx-CustomFit^®の存在意義。

私たちは「高速で安定した光通信インフラの普及によって、社会をもっと良くしていきたい」という想いから、徹底的に品質にこだわり、工場で製造された光コネクタと全く同様の高い品質の現地組立コネクタに仕上げています。また、世界中からの需要に応えていくため生産性を一秒でも早く向上させ、同時に品質も徹底することが求められます。

品質と生産性向上を同時に追求することは決して簡単なことではありませんが、チームの仲間と知恵を出し合いながら、みなで力を合わせて製品を完成させて世界へ送り出していくことに大きなやりがいを持って製造しています。ガラス製の光ファイバを取り扱うため細やかな作業が必要ですが、苦戦しながら覚えたことほど高いスキルが身についていくというのも醍醐味です。

例えば、私はコネクタ研磨後に適正に端面が研磨されているか確認する工程において、難易度が高く最初はかなり苦労したのですが今では瞬時に不良選別ができるようになりました。そしてその結果、作業スピードも早くなり目標個数を達成できるなど、自分の頑張りが数値で目に見え、工場の生産性向上に貢献できることにも面白さを感じています。

Lynx-CustomFit^®は以前、ここから550km以上離れた工場で作られていました。私はその時からの社員なのですが、こんなふうに情熱をもって働けるこの製品をずっと手掛けたいという思いから、初めての土地に引っ越しし、現在の工場で技術を磨き続けています。

高品質を支える、「ひと」の力。
生産技術チームとの連携で、製造現場も進化しつづける。

Lynx-CustomFit^®は、非常に繊細な製品です。
製造工程の中では、光ファイバを部品に挿入する作業が最も難しいのですが、光ファイバはガラス製で、しかも125ミクロンという髪の毛ほどの細さしかありません。ガラスはほんの少しでも力が入ったり傷がついたりすれば、それがきっかけとなって簡単に折れてしまいます。

指先まで細心の注意を払って組み立てた後も、最後の梱包工程まで、融着品質を下げてしまう微細なゴミの付着や傷、断線の有無を顕微鏡で検査するなど、一つひとつの作業にものすごく気をつかって製品づくりを行っています。そのうえで、日々さらなる品質向上を目指し、生産技術チームと製造部のメンバーで連携しながら様々な改善への取り組みにも力を入れています。

不良が起きやすい作業が出てくれば、作業者みなで要因を考えて試行錯誤したり、生産技術チームと協力して装置の改良に取り組むなど、「不良ゼロで高品質の良い製品を提供しつづける」ために製造現場も進化しつづけています。

世界中の人たちへ、もっと品質の良いLynx-CustomFit^®を届けたい。

私たちは、一人ひとりが熱い想いを持ってLynx-CustomFit^®を作っています。
私たちの作った製品を使って、会ったことのない世界中の人たちによって光通信インフラが築かれ、人々の生活や仕事に欠かせないものを提供しているのだと想像すると、不思議な気持ちもありながら、より良い製品をつくろう！という想いが沸き起こってきます。それはこの仕事に携わっている誇りであり、喜びでもあります。

それぞれが集中して作業しつつも、前工程や後工程を担当する仲間の作業を見て自分も頑張ろうと刺激を受けたり、困りごとがあれば熟練者が経験をもとにアドバイスしたり、チームで意見を出し合って解決したり。毎日1,000個を超える製品を作っていても、もっと良くしたい、もっとできることがあると、一人ひとりが努力を重ねつづけています。

こうしてできあがった製品が、世界中へ届けられていきます。これからもみなで進化しつづけ、世界中のお客さまへ高品質のLynx-CustomFit^®をお届けしていきます。