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One Team
ものづくりの現場から
住友電工光機器事業部は、1980年代から培った知識と最新の技術力で実現したNanoTune®、SumiCloud®などの独自機能 を武器に世界市場へ挑んでいます。設計開発ではお客さまの潜在課題を掘り起こし、常に品質を磨き続けてきました。一方、営業技術では現場での対話と実機体験を重視し、知識の蓄積を次世代に伝えることでグローバルな事業拡大を牽引しています。世界各地の仲間と連携し「One World, Connected.」の理念を体現しながら、より多くのお客さまに住友電工ならではの価値をお届けする ことを目指しています。

高柳: 私は大きく2つの業務に取り組んでいます。1つは融着接続機の設計開発です。営業技術と連携しながらお客さまの困りごとを把握し、解決につなげることを意識しています。もう1つは生産です。世界中の多様なニーズに対応するため、必要な製品をいつでもタイムリーにお届けできる体制を整えています。私たちのミッションは、「住友電工品質」と呼ばれる高い期待に応える製品をつくり続けることです。
岩井:私の業務は、お客さまと密接に関わり合うことで、私たちの製品を理解していただき、最終的に購入していただけるようサポートすることです。ミッションとしては、営業担当や代理店と協力し、お客さまに住友電工の融着接続機の魅力を伝え、製品をお届けすることです。

高柳:私たちは、お客さまが抱える現場の課題だけでなく、まだ気づかれていない潜在的な問題を見つけ出し、技術で解決することにこだわっています。たとえば、融着接続は、どのような条件でも同じ結果が得られるわけではありません。光ファイバの状態や、作業環境、光ファイバの前処理など、さまざまな要因によって結果が左右されます。接続損失が高くなると、通信品質にも影響が出てしまいます。そのようなことが現場で起こらないよう、私たちはNanoTune®という技術の開発を始め、0.00-0.01dBという非常に低い接続損失を実現することができました。
岩井:当社の融着接続機には、他社に負けない大きな強みがあります。それは、1980年代から続く歴史の中で培われた知識と技術です。私たちの融着接続機は、現場で培われてきた、融着を成功させるための知識や技術がたくさん詰まっており、お客さまの困りごとを解決できる製品として、今なお使われ続けています。少しニッチな製品ではありますが、そうした価値をいかに伝えるかに重きを置いています。
現地の営業担当は、私たちのこだわりをよく理解した上で、お客さまと接しています。製品理解の深い営業担当を各地で育成し、より多くの方に当社製品を届けていきたいと考えています。

岩井:現地の営業担当はもちろん、代理店やお客さまに、私たちの製品を手に取っていただくことが最も重要だと思っています。私たちの製品を使っていただければ、その品質と使いやすさを確信していただけるからです。また、営業技術自身が現場に足を運び、お客さまに直接説明することも大切にしています。高品質な製品と、それを正しく伝える営業技術―この組み合わせこそが、重要であると考えています。
高柳:私たちの部署では、輸出向けの製品を月に何千台も製造しています。その中で最も大切にしているのは、全ての製品を同じ品質で作るという、ものづくりへのこだわりです。私たちは組立工場として、協力会社から購入した部品を組み立てて製品を完成させます。500点以上もの部品で構成される融着接続機は、部品や人の手によるばらつきをいかに抑えるかが、高い品質を実現する上でとても重要です。
岩井:実際に製品を使われるお客さまとして熟練者の技術を十二分に引き出せるプロツールであると同時に、初心者の方が使っても高い品質で融着作業できることが重要です。私たちの製品はそこにもこだわりを持っています。幅広く世界中でご利用いただき製品の品質を追い求めていくことが、私たちにとって今後もこだわっていくポイントだと思います。
高柳:確かにそうです。言語も文化も違う世界中のお客さまのもとに、製品が届いたその日から使えるようにするということを考えた場合、当然ながらUIについては熟考する必要があります。特に営業技術のメンバー、現地の営業担当たちからアドバイスをもらいながら、住友電工ならではの品質の高いUIを開発しています。

岩井:お客さまから言われて一番嬉しいのは、「住友電工の融着接続機のおかげで、光ファイバ接続の成功率 が上がった」というお言葉で、実際にそういうお声をいただけると本当に励みになります。さらにその声を生産工場や開発のメンバーにそのまま伝えられることも、営業技術の担当として達成感を得られる瞬間です。
高柳:設計や開発のメンバーも、そういった声を営業技術のメンバーやお客さまから直接聞くことで、大きな達成感を得られます。当然ながら、それを実現するためにはいろいろと苦労もありますが、それらを解決したあとにいただける感謝の言葉はとても嬉しく感じます。

岩井:私のビジョンは、世界中のより多くの方々に私たちの製品を使っていただくことです。まだ開拓の余地がある地域やビジネス領域に高品質の製品をお届けするために、世界中の仲間を増やし、私たちの融着接続機の魅力を伝えていきたいと思っています。
高柳:開発や設計の面でも、まだ気づいていない課題や潜在的なニーズがたくさんあります。お客さまと直接対話する機会を増やし、新たな可能性を追求していきたいです。技術革新のスピードが速い時代だからこそ、最新技術を積極的に取り入れ、より使いやすい製品を開発して、世界中のお客さまに喜んでいただけるよう努めていきたいと思います。
岩井:そのために、私たちは毎年、海外の営業担当や技術担当日本に集めて、製品開発に関するイベントを行っています。そこでは、若手からベテランまで、市場の傾向や世界の開発スピードなど、多角的な視点で議論します。国や地域、さらに世代を超えて活発に意見交換することで、より良いアイデアが生まれると考えています。
高柳:現在、NanoTune®やSumiCloud®などの「お客さまが失敗しないための最新技術」を搭載していますが、まだ改良の余地はありますし、さらなる進化が必要です。そこが今、私たちの開発テーマになっています。
岩井:クラウドという、他社にはない機能の進化も計画しています。便利なものだからこそ、今後はその魅力を伝えるため最新のデジタル技術を駆使して、より多くの方々とつながる方法を確立していきたい。もちろんWebサイトやSNSでの情報発信もその一部です。同時に、他社との競争にも勝ち抜く必要があります。スピード感と品質の安定性、その両立は常にせめぎ合いですが、それを克服しながら「より良いものを、より早く」届けることこそ、私たちならではの強みだと思っています。

高柳:設計・開発・生産 ――どの分野においても、私が常に意識しているのは「挑戦し続けること」です。お客さまがまだ気づいていない課題を私たちが発見し、最新の技術を取り入れて形にしていく。そのためには、私たち自身が絶えず挑戦を続ける必要があります。そうして生まれた製品をお客さまにお届けし、喜んでいただけることが、私たちの社会貢献につながると考えています。だからこそ、「挑戦し続ける」という姿勢には今後も強くこだわっていきたいと思います。
岩井:私たちの製品づくりには、多くの人たちが関わっています。設計や製造に携わる作業者、生産計画を立てるスタッフ、各国で製品をPRし、お客さまに届ける営業員、そして私たちを支えてくれる数々の代理店。そうしたすべての人が、最終的に当社製品を使ってくださるお客さまとつながっていく。このつながりを通して、私たちの製品やそのコンセプトに共感してくださるお客さまが生まれていく――それこそが、私たちにとっての「One World Connected.」だと思っています。
高柳さんは、住友電工オプティフロンティア株式会社メカトロニクス部の部長で、製品の設計開発および生産に携わっています。
岩井さんは、住友電気工業株式会社光機器事業部メカトロニクス部の部長で、営業技術としてお客さまへのサポートを行っています。