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失敗しない融着機の選び方

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失敗しない融着機の選び方

  • エンジニア
  • 生産管理

安定した光通信を実現することは、私たちの使命です。
融着接続機で、世界をもっとつなぎ・支えていくために―そのために、日々何百回もの融着作業を行う現場の方々の負担を最小限にし、毎日使う大切な機器をできるだけ長く、安心して使い続けていただきたいと考えています。
皆さまがさまざまな現場や状況で、最適な融着接続ができることも数ある目標のうちの一つだと捉えて、これまで世界中の仲間と共に挑み続けてきた住友電工の知識と経験を活かして、この記事をお届けします。皆さまの納得できる製品選びの一助になれば幸いです。

融着接続機選びのポイント

融着接続機選びのポイント

融着接続機を選ぶ時、多くの皆さまがまず目を向けるのはカタログに記載された性能や仕様値です。もちろん数値は大切ですが、それだけで本当に十分でしょうか。実際の現場では、作業者がどれだけ直感的に操作できるか、長時間の作業をストレスなく扱えるか、そして安心して使い続けられるかといった要素が、作業時間や融着精度に直結します。たとえば、屋外での使いやすさ、消耗部品の交換しやすさ、修理・サポート体制といった点は、実際に使用して初めて分かることが多くあります。
ここでは、融着接続機を比較・検討する際に、ぜひチェックしていただきたい具体的なポイントをご紹介します。

①融着精度

①融着精度

接続損失は光信号の品質に影響するため、融着精度の高さは光通信の信頼を確保する上で重要です。特に、最近は長距離通信の需要が高く、より融着精度の重要性が増しています。

■チェックポイント  
・標準接続損失。接続損失の推定値と実際値の差が小さいこと。
・さまざまな品種の光ファイバに対応していること。光ファイバの自動識別が可能であること。
※G.654.Eなど、識別が非常に難しい内部成分構造の光ファイバが増えています。正しく光ファイバが識別できないと、融着精度の低下につながります。

②作業時間

②作業時間

作業時間を短縮するため。お客さまは、多数の工事を抱えられており、多い時は一日に200回を超える融着作業を行われることもあります。そのため、高い融着精度を維持しながら、作業時間を短縮することが求められています。また、融着接続後の補強速度も重要な点となります。

■チェックポイント:  
・標準接続時間
・標準補強時間

③耐久性

③耐久性

融着接続機の故障や買い替えが頻繁に発生すると、作業進捗やコストに大きな影響が生じます。融着接続機は、光ファイバが張り巡らされる世界中のあらゆる場所で使用されています。高山や砂漠地帯で使用されることもあり、高度・低温・高温といった環境でも対応できることが重要です。また、作業現場で落としたり、濡れたりしてしまっても故障しないことが求められています。

■チェックポイント
・耐熱・耐水・耐衝撃性
・出荷前試験、開発段階で評価されているか

④使い勝手

④使い勝手

作業者のスキル、経験値は人それぞれです。光ファイバ敷設の現場では、新人の方が突然融着接続機を使い始めることもあります。そのため、どなたでも高精度な融着接続を実現できることが重要です。また、世界中の作業者の方が使用するので、さまざまな手の大きさ・利き手にも対応した使い勝手が求められます。

■チェックポイント
・融着接続機を起動した際に、作業方法がすぐに分かるか
・画面サイズ、画面の見やすさ
・ワークトレーが人間工学に基づいた設計になっているか
・説明書の分かりやすさ、Web上のビデオ・マニュアルがあるか

⑤失敗防止策

⑤失敗防止策

軸ズレやV溝・レンズの汚れは接続損失を誘因し、融着接続品質の低下につながります。使い方、落下などでV溝や顕微鏡のズレが発生することもあります。また、仕様上の融着精度が高くても、作業者や環境によって融着結果が異なることもあります。

■チェックポイント:
・防塵、防水性
・高品質・精密な部品(電極棒など)が使われているか

⑥お手入れのしやすさ

⑥お手入れのしやすさ

作業環境によっては、特にLEDライトなどが粉塵や経年の汚れにより、十分な精度を維持できなくなるので、メンテナンスしやすい設計である必要があります。

■チェックポイント: 
・保守部品(LED、V溝、CMOSカメラ、ヒータ、電極棒)をご自身で清掃できる設計になっているか
・特にメンテナンスの頻度の高いV溝や電極棒は、ご自身交換できるか
・融着接続機自体が不具合を検出できる(セルフインスペクション)機能を持っているか

⑦アフターサービス

⑦アフターサービス

購入前から購入後に至るまで、困った時にすぐ解決してくれる拠点があることも重要です。また、現地の言葉で細かいニュアンスや技術用語にも対応できることも大切なポイントです。しかし、中には現地拠点だけでは解決できない不具合などもあります。リアルタイムで拠点と情報共有し、開発チームと即時対応することが作業を遂行する上で重要となります。
■チェックポイント 
・近くに代理店があるか。また、十分なスキルを持っているか(認定書などを保有しているか)
・十分な実績や体制が備わっており、また広い販売地域であらゆる環境での問題解決の経験があるか

住友電工がサポートできること

上記のポイントに対して、住友電工の融着接続機が提供できる点をご紹介します。

住友電工がサポートできること

①融着精度
最も融着ロスが低い機種で、0.01dBを実現(SMF)。

②融着速度
最も融着時間が短い機種で、5秒を実現(SMF)。デュアルヒーター搭載機もあり、さらなる作業時間の短縮に貢献します。

③耐久性
防水IPX2、防塵IP5Xと業界トップレベルです。斜め方向から水がかかっても作業が可能です。高温多湿環境での評価も実施しているので、安心してご使用いただけます。また部品にもこだわっており、高品質な部品を厳選しているため、製品内部も劣化しにくい構造となっております。さらに、常に使い続けるモーターや風防は、何十万回も駆動して耐久性を試験しているので、長くご使用いただくことが可能です。

④使い勝手
特にワークトレーは、利き手にかかわらず使いやすいよう設計にこだわっています。中でもベルトを着ける位置を工夫しているため、どちらの利き手でも操作しやすい仕様となっています。

⑤失敗防止策
当社独自技術NanoTune®を搭載し、AIによる軸ズレ調整が可能。
光ファイバ屑が多い多心機では、V溝に防塵コーティングを採用しています。

⑥お手入れのしやすさ
電極棒の交換は工具無しで可能です。また、融着作業にエラーが生じる際に、当社の融着接続機はLEDやレンズなどの汚れを自動で検出します。エラーメッセージとともに、たとえばV溝の清掃指示が出るので、現場で不具合を解決することが可能です。それでも解決しない場合は、SumiCloud®に融着データなどを上げることで、当社の技術担当が具体的な原因を精査し、解決策をお伝えすることも可能です。

⑦アフターサービス
当社では、日本でトレーニングを受けた海外拠点や代理店のスタッフが保守サービスを行っています。高いスキルを持つスタッフが、現場で不具合をすぐに解決します。世界各国のさまざまな問題解決の実績をもとに、経験豊富なスタッフが対応いたします。

拠点紹介、問い合わせ先

拠点紹介、問い合わせ先

お客さまのすぐそばに専任の保守スタッフがおり、常にベストな状態で長くご使用いただけるよう、 高品質なアフターサービスを提供しております。
日本では、生産拠点である神奈川県茅ケ崎の融着接続機製造工場内にお客さまサービスセンタを設けることで、的確で迅速な対応を実現しています。
世界では11カ所の住友電工直営販社を起点に、80カ国以上に150社以上の販売代理店と100カ所以上の保守センタを展開しています。

お近くの住友電工直営販社については、こちらからご確認いただけます。
https://global-sei.com/sumitomo-electric-splicers/why-sumitomo-electric/#contact

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